その昔、1頭の競走馬がいた。
天皇賞馬メジロアサマ。


種牡馬生活を始めたアサマであったが、
その期待に反して初年度の受胎数はゼロ。
アサマは世間から種牡馬失格の烙印を押された。


しかし、それでもアサマを信じ続ける男がいた。
メジロ牧場の長、北野豊吉。
北野はありとあらゆる手段を尽くし、
アサマの血を残そうと試みた。